セコム株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：尾関一郎）のグループ会社でBPO・ICT事業を担うセコムトラストシステムズ株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：林 慶司）は、自治体におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）推進を支援するために、電子契約サービスの無料体験と無料サポート窓口を開設し自治体における契約の電子化促進に貢献します。

セコムトラストシステムズは、国際基準に準拠し信頼できる国内初のルート証明機関（※1）を立ち上げ（2004年）、電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律）に基づく電子証明書発行や電子帳簿保存法、e-文書法に準拠した文書電子化サービス「セコムあんしんエコ文書サービス」（2005年）により、早くからDXを牽引してきました。

「セコムあんしんエコ文書サービス」は2021年1月現在、月間約200万枚の文書を電子化し、10万社以上の法人が電子契約を行うクラウドサービスで、厳しい運営規程がもとめられるWebTrust認定（※2）と特定認証業務（※3）の認定を同時に満たす国内唯一の認証局と、高い電子署名技術をもとに構築されています。この度、行政・民間企業間のDXに不可欠である地方自治法に準拠した電子契約・電子申請を庁舎、オフィス、テレワーク環境などさまざまなロケーションから安全安心におこなえるよう、自治体向けに無料体験と無料サポートを開始します。自治体の各システムとの連携においても、Web連携API（※4）により柔軟に対応することが可能です。

高いセキュリティが求められる日本国内の自治体向けに、セコムトラストシステムズのセキュアデータセンター®での情報管理、認定認証局、アプリケーション開発、サービス保守、そのすべてをセコムトラストシステムズが国外の基盤を利用せずに運営します。諸外国の法律の影響を受けないほか、日本の法改正に柔軟に対応できるクラウドサービスとしても定評があります。

無料体験と無料サポート窓口

自治体の実証実験、検討期間に応じた無料体験の専用電話サポート窓口を設け、本運用まで手厚くサポートいたします。

本運用時の料金体系

初期料金無料、年額固定料金で提供いたします。
1万契約／年まで年額60万円（税別）

東京都が推進する「はんこレス」実証実験に参画

東京都の「5つのレス徹底推進プロジェクト」において進められている、「はんこレス」の実証実験にも「セコムあんしんエコ文書サービス」を利用して参画します。セコムトラストシステムズでは、電子政府の電子入札・申請・納税で利用する電子証明書、自治体Webサイトのサーバー証明書など、自治体向けにも利用目的に応じた様々な電子証明書を発行しており、これまでに累計500万枚を超える電子証明書を発行してまいりました。この実績と経験をもとに、自宅やテレワーク環境からも円滑に行える電子契約が拡大し、より便利な社会となるように取り組んでまいります。

「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）」の活動で培った知見・技術で支援

新型コロナウイルスの感染拡大により、押印に対する考え方が見直され、契約締結のあり方が大きく変化してきております。セコムトラストシステムズは内閣府の政策である「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）」の活動にて、電子契約のプラットフォーム構築に向け、次世代基本技術であるトラストサービス共通API仕様策定と、その実証研究を幹事会社として取り組んでおります。（※5）　活動を通じて得た学術的な知見や培った技術で、自治体におけるDX推進も強力に支援してまいります。