ワンストップ契約管理「マネーフォワード クラウド契約」を支える、安全性の高い電子署名基盤の構築​

株式会社マネーフォワード

写真:マネーフォワードビジネスカンパニー リーガルソリューション本部
右:本部長 髙木 雅史 様 、左:副本部長 秋山 日出海 様

取材にご協力いただいた企業様

株式会社マネーフォワード

2012年に株式株式会社マネーフォワードが設立され、経理や人事労務を効率化する法人向けプロダクト「マネーフォワード クラウド」や個人向け家計簿プロダクト「マネーフォワード ME」を中心とし、数多くのプロダクト、サービスを提供しています。

業種:
情報・通信業
業態:
B to B
公式HP:
https://corp.moneyforward.com/
ご協力
いただいた方:
マネーフォワードビジネスカンパニー リーガルソリューション本部​ 本部長 髙木 雅史 様 、副本部長 秋山 日出海 様

※2025年4月11日時点の情報に基づいて構成されています。

セコムパスポートPlusの導入に至ったきっかけや、導入前の課題などについて教えてください

マネーフォワードは、2021年5月に、契約書管理・電子契約サービスである「マネーフォワード クラウド契約」をリリースしました。従来の電子契約サービスでは、契約締結前の審査や承認プロセス、締結後の文書保管や再利用プロセスが、電子契約と分断されていることで、データ連携やアカウント管理などが必要になり、法務部の業務負荷が増大しているという課題がありました。

また、一般的な電子契約サービスは送信件数や保管料に応じた従量課金制が主流であったため、申込書や従業員との雇用契約など契約件数が多い契約書の電子化が進みにくく、部門ごとに複数の電子契約サービスを併用しているなど契約データの分散も発生していました。これらの課題を解決し、契約業務全体を一元管理できる「ワンストップ契約管理」の提供を目指しました。

選定の決め手は豊富な知識と実績、長期的に安定したサービス利用が期待できること

新たな契約管理サービスを実装するにあたり、大量の機密性の高い契約データを安全に処理できる電子署名基盤の構築が不可欠でした。マネーフォワードは複数のリモート署名サービス事業者に問い合わせ、詳細な打ち合わせを重ねた結果、電子契約分野で豊富な知識と実績を持ち、行政や民間企業への導入実績も多い「セコムパスポートPlus」を採用しました。「安全・安心」のブランドイメージが強く、今後も長期的に安定したサービス利用が期待できる点も大きな決め手となりました。

「マネーフォワード クラウド契約」は送信料および保管料0円のプライシングを実現

「セコムパスポートPlus」の柔軟な課金体系により、「マネーフォワード クラウド契約」は送信料および保管料0円のプライシングを実現。また、AI-OCRによる契約書の一括読取り機能や、紙データをスキャニングする「スキャン・アップロード代行」サービスなどを提供することで、ユーザーは従量課金のコストを気にすることなく、手軽に社内の契約データの電子化を推進できるようになりました。「マネーフォワード クラウド契約」は、「マネーフォワード クラウド債務支払」や「マネーフォワード クラウド人事管理」といったマネーフォワード他SaaS製品とも連携することで、バックオフィス全体の業務効率化と企業の生産性向上に大きく貢献しています。