識別名
識別名(Distinguished Name:DN)とは、インターネットやネットワーク上で特定の情報やリソースを一意に識別するための「住所」のようなものです。特に、ディレクトリサービス(例: LDAP)や証明書(例: SSL/TLS証明書)で使われます。
識別名は、階層構造を持つ形式で記述され、対象がどこに属しているかを明確に示します。例えば、会社名や部署名、国名などの情報を組み合わせて表現します。
識別名は階層的かつ一意に構成されるため、同一の名前が他の組織や個人と重複することなく識別できるという特徴があります。証明書の発行やアクセス制御、ユーザー認証など、セキュリティ関連のさまざまな場面で利用されます。

