巨大掲示板サイトの「
2ちゃんねる」に書き込みをしていた「47氏」により開発された日本製の
ファイル共有ソフトです。
現在は、Winnyと掲示板機能を強化したWinny2がリリースされており、どちらも利用することができますが、それぞれの通信に互換性はありません。Winnyでは、
匿名性を重視しているため、転送されるデータは全て
暗号化されています。また、Winnyのネットワークは全体がツリー状に形成されており、中央のサーバーが無くてもどのようなファイルが共有されているのかを調べることができます。目的とすると
共有ファイルが検索できたときは、ファイルを持っているコンピュータや中継するコンピュータとピアツーピア(Peer to Peer)接続してデータを転送することになります。
ただし、
ファイル共有ソフトで転送されるデータのほとんどは
著作権を侵害しているとも言われ、実際に2003年11月、Winnyを使ってソフトウェアと映画を共有した
著作権違反容疑で逮捕者が出ています。また、2004年5月には逮捕者の
著作権侵害行為を幇助した疑いで、Winnyの作者である「47氏」が逮捕されています。
Winnyをターゲットにしたウィルス(ANTINNY)も登場しており、利用者のPCに保存されていた
個人情報が漏洩するなどの被害が発生しました。